パワコンフィルター。
2013年後半に稼動を開始している美山町の発電所には、YASUKAWAのPV1000というパワコンが設置されています。
事業主さんのお付合いのあった施工業者さんがupsolarさんのモジュールにYASUKAWAのPV1000という組み合わせで施工されている物件が多いようで、それはそれで別に悪い事ではないのですが・・・。
PV1000でよく発生するエラー
これです。
ホウネツフィンカネツ
放熱フィン過熱
ですね。マニュアルを印刷して確認できるようにしておりますが、このエラーが頻発していました。どういう仕組みか分かりませんが、もしかしたら「エラー→リセット」を自動で行っているのかもしれませんが、なんせこのエラーを昨年から何度も確認しています。
9.9kwとのこのパワコンが低圧だと4-5台ほど設置されています。高圧でもこのPCSを使用している発電所もあり、数台が停止しっぱなし!ってこともありました・・・。
唯一の解消方法
以前もこの話題を書いたことがありますが、原因はPCS本体下部に設置されているフィルターの目詰まりにより引き起こされているものがほとんど。
まずは外観の確認からいきますが、もう下部が錆ています。
確かに、山間部のエリアで湿気が多い?のかもしれませんが、設置して7年弱でこのような状態になります。他の発電所でも確認していますが、まあ似たようなものですね。
フィルターの構造はこの下部の出っ張り部分を取り外すと、中にフィルタ部が存在します。おそらく大きな物体を直接フィルター部に吸い込ませないための部材なのかと思われますが、なんせこの下部のフタを取り外すにも、中のフィルターを取り外すにも合計9箇所のネジを外す必要があります。。。
中はこんな感じ。
ススキ?犬の毛?多分、ススキだと思いますが、種とホコリがびっしり。
これを清掃して元に戻して完了となります。
先日、ここはリセットをして再稼動させておりましたので、元気に運転を続けております。今年の夏は掃除しなくても大丈夫だと思います!
メーカーと施工業者へ言いたい
まず、メーカーさんには「本当に10年耐用年数ありますか?」と言いたい。
野立てで雨ざらしだったりしますが、こんなになるもの?もう塗装もはげてボロボロです。
そして、もう少しメンテナンス性を上げて欲しかった。フィルターの清掃は仕方ないにしてももう少し手軽にできるようにしてあれば。というボヤキですね。
施工業者さんには、フィルター清掃の必要があるのであればPCSの設置場所をもっと高い位置にして欲しかった。あと30cm上げてくれるだけで楽になります!
それと別の物件とか、地上高が30cmくらいしかない。これで下からドライバーでネジを回して取り外すのは誰でも嫌です。想像力を働かせて20年間の安定運用を念頭に設置して欲しいものだと思います。
やはり定期的な点検は大切です!
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