太陽光発電所 シミュレーション 1で怒ってばかりいても何の解決にもなりません。
なので自力で解決するほか方法がないのです。
私の場合の行動パターン
1.ネット検索する
↓
2.必死になって検索する
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3.「これならどうかな?」と思う物件を見つける
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4.資料を請求する(メールor電話)
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5.届いた資料から他に必要な資料があればさらに請求する
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6.googleマップとストリートビューで確認する
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7.資料からおおよその発電量を計算しシミュレーションする
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8.6で「アウト」でなければ現地を確認しに行く
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9.再度シミュレーションを確認
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10.融資特約付きで売買契約へ
このような手順です。
しかし、中々「ここいいね!っていう物件はありません」何故なら私が兵庫県だからかもしれませんが、どうしても出てくる物件は山の中が多いのです。
すると、必ず「山」の位置関係を確認する必要があります。近ければ影響が大きくなりますし、高くても影響が大きくなります。山の影響恐るべし!
6まではすいすいと進みます。
問題はここから 「7.資料からおおよその発電量を計算しシミュレーションする」 これです!
というか、少し計算するだけですけどね・・・。
でもこの計算をしないと後で苦しむことになるかもしれませんからね。
■例)兵庫県神戸市、モジュール310w*288枚の89.2kw、PCS5.5*9台の49.5kwの180%過積載案件、傾斜10°、方位0°
1.まずNEDOでそのエリアの日射量データを確認します。
※PCでの閲覧を基本としています。
NEDO日射量データベース閲覧システム MONOSOLA-11
●ここで一番近くのエリアを選択し「この地点のグラフを表示」をクリック。
●次に「表示データー選択」で「角度指定」にします。
●次に「角度指定データの表示種類」で「任意の指定」にします。
●傾斜角と方位角を入力します。 こうするとグラフのところに「平均」が出てきます。これがそのエリアの「平均日射量の係数」ということになります。
2.この係数を元に計算します
モジュールの発電量89.2×日射量係数3.88×損失係数0.8×日数365×過積載ピークカットロス0.9 *損失係数は0.8以上になるはずです。0.85でも大丈夫かもしれません。
*ピークカットの係数は詳しく分からないので、私は150-200は全部0.9で計算しています。
これで計算しますと 90954kw 年間売電予測 90954×15.4(税込)
約140万円
この90000kwくらいになっているかどうか。
ここが重要です。
私が色々資料を貰って確認しましたが、多くは「ピークカット無視」「システムの損失係数無視」がとても多い。
この例のような規模だと、年間発電量予測が107000kwくらいになっているところが多いです。そうなると年間の売電予測が165万くらいになっており、大きな違いがあることが分かります。
(89.2*0.85*3.88*365)
その差 25万円
20年間では -500万円 もの差が出るのです。
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