前の記事で書いたとおり、そんなに甘い話ではなかったのです。
パワコンに依存する発電量
分譲案件を見ていると、確かに50kwより70kw、70kwより100kwの方がいい。単純に50と100だから倍違うわけです。
では2倍の売電が可能であるか?と問われるとそういうわけではありません。
発電をいくら多く行えたとしても、実際の売電(発電)はパワコンの容量に依存してしまいます。もう一度書きます。パワコンに依存するのです。100kwのモジュールがあれば100kwの売電ができると思うのが人。そうではないというのが現実です。
私は最近までこの事実を知りませんでした・・・。本当にお恥ずかしい限りです。
過積載とパワコンの関係
発電事業者の方はほぼ、この意味を理解してらっしゃると思います。そう思うと穴に入りたくなるくらい恥ずかしいです。。。しかし、これから事業を考えてらっしゃる方には特に理解しておいていただきたい部分でもあります。
モジュールで発電して、パワコンで変換して売電している。
これが重要なのです。
いくらモジュールが発電しようと、売電できる量は上限がある。それがパワコンの49.5kwである!というのが真実です。
過積載の意義
ではなぜ過積載を実施するのか。という部分が疑問に思うところですが、過積載には大きな意味もあると思っています。
まずは、自分の発電所の発電グラフを見てみましょう。
ある日の自社の発電所の遠隔監視の画面です。キレイな台形です。低圧発電所で49.5kwのパワコンを設置していると、天気がよくてもこうなります。50kw以上の売電はできないのです。
そしてこれがイメージです。
汚い絵ですみません。
赤で書いた斜線部が、もしもパワコンの容量がもっとあったら!っていう仮想の線になります。90kw程度のパワコンを設置しているとすれば、このような形のグラフになったでしょう。
では、過積載じゃなかったとしたら?
イメージですが、下記のようなグラフになったでしょう。
またまた汚い絵ですみません。。。
今度は斜線部が過積載でなければ得られない発電ということになります。過積載でなければグラフの上がり方が弱くなりトータルでの発電量も減少するということです。
ご理解いただけたでしょうか。
過積載の方が当然発電量は大きくなるのですが、パワコンの出力値に依存しているのが現実ですので、モジュールの大きさだけで判断するのは危険ですよ!ということ。
以前も書きましたが、分譲案件で
・モジュール70kw、パワコン35kw
みたいなパターンも実際に販売されてます。
これが
・モジュール70kw、パワコン49.5kw
という案件と同じではないということです。
パワコン35kwだと最大で1時間35kwの売電しかできないということになります。
※ここまで書きましたが、もしかして私が間違っているかもしれません。間違ってる場合はご一報ください。恥ずかしい話でしたwww
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