「中三電は出力制御が無いだろう」
そう言われていたのも今は昔。
管理発電所の500kw以上の高圧発電所の事業主様より「本来制御」の依頼が来ていました。高圧の中でも古い500kwを超える場合、出力制御の方法が
「オンライン制御」「本来制御」
の2種類しかありません。「代理制御」が認められていないということで、オンラインで制御するシステムを導入するか、発電所へ出向き停止と起動を手動で行うか、この2択ということでした。
しかしながら8時に停止させて16時に起動させるということは、物理的に不可能で。仮に可能だとしても該当発電所が1箇所で、その発電所の点検や除草などがあるのであれば可能というレベル。実際には8時に停止させた後に他の作業や仕事があるわけで、それをこなして16時に戻るようなことは難しいのです。
そして怖いのは山奥の高圧で夕方に間に合わない時。真っ暗な発電所へ入ってキュービクルまで行くのは無理です・・・
そこで依頼を受けてキュービクルメーカーにオンライン制御できるように設計の見積を依頼してみました。
その金額・・・
税込み2,900,000円/基
3基あります。恐ろしい金額でした。
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