今回、除草作業をご依頼いただいている事業主様の発電所へ除草剤散布に行ってきました。そこで改めて「基本」は何なのかを考えさせられました。
刈払機で刈るのは自己満足
まずは絶対的にこれ。
改めて感じました。今回、webからご依頼いただいた事業主様で「草刈り→除草剤」のパターンで実施しました。
1ヶ月前にほぼキレイに刈りました。念の為にと除草剤も散布しました。1ヶ月は大丈夫かと思いました。正直甘かった。
あんなにキレイに刈れていたのに、3週間後に見に行ってみるとそれなりに伸びている。。。
基本は除草剤
伸びてくる雑草を見ているわけにはいきません。除草剤を散布しました。
きっと2週間後にはキレイに枯れているのだろうと予測できます。
何度かブログで書いているのですが「ずっと除草剤→刈払機」刈払機でキレイに刈るのであれば、最後。そう11月くらいにやればいいはず。それまでは除草剤で高さを制限しておき、キレイにしたい場合は刈払を行う。
別にGLが1000程度あり、雑草の影響を受けないようであれば刈払機を使う必要もないかもしれません。実質的な影響はなく、事業主として「キレイにしよう」ということであれば草刈りを行えばいいと思います。
とにかく伸びるのだ
なんせ伸びるww
草刈りをしても伸びるのです。何度も言います。草刈りをしても伸びます。どんなにキレイに草刈りをして「お~キレイになったで~」と喜ぶのはその瞬間のみ。無意味とは言わないけどあまり効果的な雑草の管理ではないと思いますね。
これが月に1回刈るのである!であれば、相当キレイな発電所が生まれるでしょう。あの農家の方の田んぼの畦などはキレイに管理されていますよね?あんな風になりますよ!
でも、それは現実的ではありません。
特に高圧で面積が大きくなると大変。低圧と言えど、自宅から遠いなどの状況ではとてもじゃないけど行くだけでも大変。
発電所の雑草対策の基本
100%管理
3-4月くらいから1ヶ月に最低1回のペースで除草剤を散布。除草剤を散布する際に気になった草や木は刈る。11月-12月くらいに刈払機で除草作業を実施する。12-3月頃はお休み。これを繰り返すと、きっと雑草も弱まってくるのではないかと。
70%管理
同じ工程だけど刈払機を使った除草作業はしない。無視する。あちこちで立ち枯れした草があっても無視。いいんです発電に影響ありませんから!というスタンスで。
50%管理
基本除草剤だけど頻度を減らし疲れを軽減。刈払機も基本は使わず、気が向いたら冬前にやればいい。もしかしたら影響が出るかもしれないけど、多少なら別にいいでしょ?って感じで除草剤のみ年3回くらい散布する。
30%管理
俺は刈払機が好きなんだ!だから年に2回草刈りをするのだ!ということで、さらに草のリスクは高まりますが、絶大な達成感を得られるでしょう。
0%管理
防草シートも何もなくても「気にしない」し、のび放題で葛がパネルの上を覆い尽くしても「気にしない」全く何もせず売電料が減っても「問題ない」という場合。ただ、そういう方は悪いことは言いません発電所を早く売却してください。火災の危険性も伴いますので手放すことをおすすめします。
どこまで管理するかは人それぞれですが、周りに迷惑をかけるようなことはやめておきましょう。
私たちが提供する雑草の管理の基本
色々描きましたが、自分たちができることは
70-100%の管理部分を目指すこと。ある程度コントロール出来る状態を作りながら、キレイな発電所を維持する。
例えば除草剤散布のみのプランであっても、それは「仮プラン」。必要であれば刈払機での除草もプラスできる。発電所の状態は常に写真でお見せできるようにする。
雑草による「発電量の低下」「事故発生の防止」「近隣との問題の抑制」そういったマイナス部分を排除できる取り組みをしなければならないと感じています。
なんか、かっこいい(笑)
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