自社の発電所は単相パワコンなのですが、管理発電所にある三相パワコンは200V対応となっています。
事の始まりは年末にソーラーレモンのグラフで気づきました。
下に画像を貼りますが、4回路のうち1回路だけ出力が途中で上がらなくなっていました。予想されることは何か色々と考えていましたが、いまいち「これだ!」という答えが見つからず・・・。
「上昇抑制がかかってるのか」
「影あったかな?」
くらいの感じで。。。
10年選手となった発電所ですので、何があってもおかしくはないのですが。感覚的にあまりパワコンの故障とは思っていませんでした。
発電所で基本的な点検を実施しましたが特に以上がなく、PCS側としてUO OWなどの電圧チェックやストリングの動作電流や絶縁抵抗、接地抵抗などもチェック。何もこれといって異常が無いのでメーカーのサポートへ連絡。
症状を伝えると・・・
「三相の交流部分の電流値測れますか?」
「一相が欠相してるんじゃないかと思うんですよ」
という回答。すぐにクランプメーターで電流値を計測すると見事一相だけ「0A」になっています。これはパワコン故障ということで10年保証内で無償修理となりました。
今後、三相PCSの点検時はこの「交流電流値」の計測を追加しなければならないですね!
勉強になります。
※下記の上段が異常グラフ、下段が修理後のグラフです。
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